
草野球チームを運営していると、誰もが一度は考えるのがこの疑問。
草野球って、結局何人いればまわるの?

理論上は9人。
でも、実際にそれでチームが成り立つかというと…残念ながら現実はもっとシビアです。
この記事では、
草野球チームを5年以上運営してきた現役プレイヤー兼監督が、
出席率やポジション配置の観点から「まわせる人数」のリアルな目安とその理由をお伝えします。
【結論】草野球チームを安定運営するには「15人前後」が目安
いきなり結論から言います。
理由は以下のとおりです。
【理由①】出席率は100%じゃない
社会人草野球において、全員出席なんて奇跡に近い。
仕事、家庭、体調不良、急な用事――
毎週末10人以上集まるのは、実はかなりハードルが高いんです。
✔ うちのチームの出席データ(例)
- 登録:30人
- 出席:平均11~13人
- ドタキャン含めて当日9人ギリギリ…なんてことも年数回
そのため、余裕を持って13人以上は必要というのが、僕たちの経験則です。
【理由②】ポジションのバランスが重要
草野球といえど、ポジションの得意・不得意は大きな差を生みます。
特に重要なのは以下の3つ。
ポジション | 代えがきかない理由 |
投手 | 投げられる人が限られる。肩を壊しやすい |
捕手 | キャッチング・リード・送球、全てに経験が要る |
遊撃手 | 動きが多く、守備範囲と肩の強さが必要 |
これらのポジションが当日埋まらないと崩壊します。
人数だけでなく、ポジション分布も考慮した人数構成が大切です。
【理由③】代打・代走・交代ができないのはキツい
9人しかいないと、全員がフル出場&フルスイング。
交代もできず、ケガをしてもそのまま出場し続ける羽目になることも。
一方で10人以上いれば、
- ピッチャー交代に余裕がある
- 脚の速い選手を代走に出せる
- 守備に自信がない人は途中からベンチにまわれる
といった戦術的な幅がグッと広がります。
【人数別シミュレーション】あなたのチーム、どうなる?
登録人数 | 想定出席数 | 実際のリスク |
9人 | 6~8人 | 不戦敗の可能性大 |
12人 | 8~10人 | ギリギリ。ポジション無理やりの恐れ |
15人 | 10~13人 | 安定運営。最低限の余裕あり |
18人 | 12~15人 | ベンチも活気、戦術の幅も広がる |
登録人数が20人以上になると、
「試合に出られないメンバーの不満」が出ることもあります。
チームの雰囲気を保つには、人数よりも「全員が関われる場づくり」がカギです。
【まとめ】草野球チームに必要な人数とは?
人数が揃えば、試合は成立します。
でもそれだけでは、チームは続きません。
ポジションや出席率の“バランス”が取れてこそ、長く活動できるのです。
まわせるチーム人数の目安:15人前後