
はじめに|草野球は楽しい、だけど…
草野球って、楽しいですよね。
週末に集まって、仲間と白球を追いかける時間。最高です。
でも、チームを「作って」「続ける」立場になると、楽しいだけじゃ済まないこともあります。
今回は、
ドタキャン常習メンバーを、やむを得ず解雇した話。
ゼロからチームを立ち上げ、5年運営してきた中でのリアルな経験を、正直に綴ります。
トラブル発生|何度も繰り返される寝坊とドタキャン
最初は、小さなことだったんです。
「急な仕事で」「ちょっと寝坊で」──よくあることです。
でも、あるメンバーはそれが何度も続いたんです。
- 出欠未連絡のまま当日を迎える
- 試合当日の朝に「寝坊しました」
- 前日深夜になって「明日行けません」

この繰り返し。
しかもそのメンバーは、うちのエースピッチャー。
実力は申し分なく、試合を作れる存在。
彼がいるときは、明らかに勝率も雰囲気も違いました。
だからこそ、チームにとって本当に重要な存在でした。
公式戦での不戦敗。限界を感じた瞬間
ある日の公式戦。9人ギリギリでの試合。
その日に限って、彼がキャッチャー防具を預かっていました。
試合開始時間になっても現れず、連絡もなし。
仕方なく相手チームから防具を借りて試合を行いましたが、規定により不戦敗扱いに。
快く貸してくださった相手チームには感謝しかありません。
仲間は責めることなく静かでしたが、代表として、
悔しさと申し訳なさがずっと心に残りました。
後日、彼から届いたのは「寝坊してしまいました」の一言。
もちろん、これが初めてではありません。
忠告は何度もした。変わらなかった。
「出欠は前日までに連絡して」
「道具を忘れずに」
「遅刻・ドタキャンはやめてほしい」
何度も伝えました。口頭でもLINEでも。
そのたびに「すみません、気をつけます」と返ってきましたが、改善は見られませんでした。
またか…

決断|実力は最高。でも、チームとして限界だった
本音を言えば、彼を失うのは大きな痛手でした。
投げても打っても頼れる選手。ムードメーカー。
「彼がいれば…」と思った仲間もいたと思います。
でも僕は、
やむを得ず、チームから外れてもらう決断をしました。
草野球は遊びの延長。だけど、“遊びだからこそ”誠実さが大切。
限られた時間を捻出して集まる仲間の気持ちを、守りたかったんです。
解雇後の変化|チームの雰囲気がよくなった
彼が静かにチームを去ったあと、
空気は驚くほどスッと軽くなりました。
- 出欠連絡がスムーズに届くようになった
- 防具はチーム管理に変更し、トラブルがなくなった
- メンバー同士のやりとりも活発になった
実力より、「安心して試合に臨めること」の方が大事だと、改めて気づかされました。
あの経験が教えてくれたこと
運営ルール自体は変えていません。
ルールはすでにあって、何度も伝えていたからです。
でも僕の中ではっきりしたのは、
「実力よりも信頼が大事」だということ。

どれだけ上手くても、安心して一緒にプレーできなければ意味がない。
たった一人の行動で、チーム全体の空気は変わる──それを痛感しました。
まとめ|草野球は遊び。だからこそ信頼がすべて。
草野球は「遊び」。
でも、誰かが段取りし、声をかけ、準備して、ようやく成り立つ世界です。
「遊びだからこそ、信頼がすべて」
ピッチャーとしても、バッターとしても、ムードメーカーとしても頼れる彼を手放すのは、本当に苦渋の決断でした。
でも、今ははっきり思います。
チームの安心と信頼を守る判断ができてよかったと。
次回予告|初心者歓迎?経験者優遇?うちはこうしています!
草野球チームの選手募集、どんなスタンスでやっていますか?
「初心者も受け入れるべき?」
「経験者ばかり集めると、雰囲気がガチになりすぎない?」
「和気あいあいと、でもちゃんと野球はしたい…」
チーム作りにおいて、募集スタイルは大きなカギになります。
次回は、うちのチームが実際にどんな方針で選手を募集しているのか、
そしてその背景や、実際に起きたことなどリアルな声を交えてお伝えします。
これから仲間を集めたいと考えている方、
どういうスタンスで募集するか悩んでいる代表さんにとって、ヒントになれば嬉しいです。
✍️ あとがき:草野球チーム運営、向いてないかもと思った夜に
正直、「もうやめようかな…」と思ったことも何度かありました。
でも、それを乗り越えて今もチームを続けられているのは、
一緒に頑張ってくれている仲間たちのおかげです。
このブログでは、草野球チーム運営のリアルを、嘘なく発信していきます。
少しでも誰かの参考になったらうれしいです。