
はじめに|「誰でもウェルカム」で始めたけど…
草野球チームを立ち上げたばかりの頃、
僕たちは初心者も未経験者も大歓迎というスタンスでした。

楽しくやれればそれでいいよね!

とにかく人が集まればチームは回る!

野球やったことなくてもOK!
そんな想いでメンバーを集め、試合にも出ていました。
でも──あるとき気づいたんです。
「これはもう“野球”じゃないかもしれない」
実情|野球にならなかった日々
人数は揃う。でも…
キャッチボールが怖くて投げられない
ストライクが入らず試合が終わらない
フライが上がると誰も声を出さない
毎試合エラーだらけでグラウンドが沈黙…

メンバーみんな、いい人でした。
楽しもうという気持ちも伝わっていました。
でも、“最低限のルールやプレーが成立しない”と、試合にならないんです。
そして決断。「経験者のみ」の方針へ
何度も話し合った結果、
チームの方針を見直すことにしました。

「経験者のみ募集」に切り替えます。
少しでも野球をかじったことがある人
ブランクがあってもルールやプレーの流れを理解している人
試合をスムーズに進めるために必要な“土台”がある人
そういう人たちと一緒に、「ちゃんと野球を楽しみたい」という方向に舵を切ったんです。
経験者募集に変えて、どうなった?
率直に言うと、チームが劇的に変わりました。
試合がテンポよく進むようになった
エラーやトラブルが激減した
練習試合でも「勝ち」にこだわる空気が出てきた
プレーレベルが均衡していて、チーム内の不満も減った
なにより、「野球をやってる!」という実感が持てるようになったんです。
「初心者を断る」って、こんなに苦しい判断だった
もちろん、葛藤もありました。
「最初は未経験者もOKって言ってたのに…」という思いもあります。
でも正直、“チームとして継続するには必要な判断”でした。
草野球とはいえ、みんなが時間を作って集まっている。
「ただ集まる」だけじゃなく、「ちゃんとプレーできる仲間」であることが大切だと感じたんです。
まとめ|どんなチームにしたいかで、募集スタイルは変わる
草野球チームに正解はありません。
楽しさ重視で、初心者もどんどん育てるチーム
経験者で構成し、ガチで勝ちにいくチーム
親子や会社仲間など、繋がりを大事にするチーム
大事なのは、「自分たちはどんなチームでいたいか」を決めること。
うちの場合は、「野球がしたい」「試合を楽しみたい」という声が増えてきたから、経験者中心に切り替えました。
“今のメンバーが納得できるスタイル”を貫くことが、長く続けるコツだと僕は思っています。
あとがき|また方向転換する日が来るかも?
今は経験者中心ですが、いつかまた初心者を育てたいと思う時が来るかもしれません。
チームの方向性って、固定じゃなくて“変わっていくもの”だと思っています。
いちばん大切なのは、メンバーみんなが納得してプレーできること。
今いる仲間と一緒に、うちのチームもまた少しずつ形を変えていくかもしれません。
次回予告|草野球チーム、何人いれば回るのか?ポジション・出席率・実情をリアルに解説!
「9人いれば試合できる」は理屈の話。
実際には、ポジションバランスや欠席リスクを考えると話は別です。
次回は、
など、ポジション配置や実戦経験を踏まえて、
「何人いれば安心して戦えるか?」を具体的に掘り下げます!